一圓銀貨
今回買い取りさせて頂いたのは一圓銀貨になります。一圓銀貨は、明治4年(1871年)に導入された「円」という貨幣単位の最初の銀貨で、当初は対外貿易用でした。銀の国際的な価値を背景に、一円銀貨は高い純度の銀で鋳造され、その信頼性と価値が評価されました。この時期の一円銀貨は、日本の経済成長とともに流通量が増加し、国内の商取引においても重要な役割を果たします。品位は銀90%、銅10%、重さは26.96グラムです。現在は古銭として人気が高く、状態や製造年によって数千円から数十万円の価値で取引されます。一圓銀貨には、「旧一円銀貨」「新一円銀貨」「貿易銀」など、さまざまな種類があり、それぞれに独自の歴史と価値があります。発行年や保存状態、希少性などがその価値を決定する主要な要因であり、特に初期の発行年や未使用状態の銀貨は高額で取引されることが多くあります。ただ偽物も多く流通しており真贋するにはプロの査定士が必要になります。今回のお客様はお祖父が集めていた古銭コレクションの中に何気なく紛れており、8000円で買い取りさせて頂きました。捨てようと思っていたみたいですが、祖父が大切に集めていた物で一応査定しとうと、ご来店されたお客様も驚いておりました。古銭や硬貨の種類は数が多いのでご自身で処分される判断をせずに是非査定にいらしてください。もしかしたら期待以上の値段がつく硬貨が混じっているかもしれません!