鉄製の茶釜

2025.11.21

本日お持ち込みいただいたのは、鉄製の茶釜
(肩付き・霰(あられ)紋)
と火台のセット。
長年ご自宅に眠っていたとのことで、「サビてるし値段つかへんと思ってるけど…」と半信半疑でご来店いただきました。

実はこの手の茶釜、
状態が悪くても需要がある
“隠れた人気ジャンル”

1️⃣ 火台付きのセットだったこと
茶釜単体より、火台(炉)の付属は評価アップ。飾り用・店舗のインテリアとしてまとめて欲しい方が多く、需要があります。

2️⃣ 霰紋(あられもん)のデザインは人気
表面に細かい粒が敷き詰められた伝統模様で、古民家や茶道具販売店などからの引き合いが強いタイプ。

3️⃣ 鉄釜は現代でも再利用価値が高い

・修復して茶道具として再利用
・インテリア装飾
・アンティーク展示品
など、用途が広いため、状態が悪くても買い取れる場合が多いです。

4️⃣ 職人技が光る昔の鋳物は“素材としての価値”がある
現在の大量生産品と違い、古い鋳物は手作業の工程が多く、独特の味があります。
鋳鉄そのもののニーズもあるため、割れやサビがあっても値段がつくんです。

茶釜は、室町〜江戸時代から続く「日本の湯を沸かす文化」を象徴する道具。
茶道具の中でも特に格式が高く、昔は家宝扱いされることもありました。

霰紋の釜は“侘び・寂び”を感じさせる質感と温かみのあるデザインで、
古い民家カフェや旅館がディスプレイとして欲しがることも多いです。
「古いし使わないから捨てよかな…」という物ほど、実はコレクターや業者から必要とされているケースが多いんです。

茶釜は眠らせるより査定へ!

今回のように、
サビてても割れてても、蓋がなくても、火台だけでも値段がつきます!

「うちのも古いだけで価値なさそう…」
と思っている方、一度ぜひお持ちください。

皆さまの“眠っているお宝”
丁寧に査定させていただきます!