<富久紗(袱紗・ふくさ)>

今回、立派な桐箱に包まれ、純金糸で作られた袱紗をお買取りさせて頂きました。
袱紗にもいくつか種類があり今回お買取りさせて頂いた袱紗は「掛け袱紗」と言い、御祝を持参する際に、塵除けのために目録やお祝いの品などの贈答品の上に掛ける絹布のことを言います。
つづれ織りか塩瀬のいずれかで、大きさは様々ですが、特に広蓋用のものは、広蓋・掛け袱紗・中包み・家紋風呂敷の一式で、親戚やご近所にご挨拶に周る際に欠かせないものとして、嫁入り道具にご用意されることが多いものでした。
今回ご売却頂きましたお客様もご自身の嫁入り道具としてご用意されていたお品物でしたが、現在では使い道もほとんどなく持っていても仕方ないということでご売却を決断されました。
当時の嫁入り道具は着物を中心に需要が減少してしまっている物が多いですがそういったお品物でも一度弊社にご相談ください。


