木彫り熊

2025.11.21

今回お買取させていただいたのは、しっかりとした重量感と存在感のある“木彫り熊”。
北海道を中心に昭和期に多く作られた伝統工芸品で、1点1点を職人がノミで彫り上げるため、同じように見えても表情や毛並みの彫り、仕上げがすべて違うのが魅力のお品です。

特に今回のお品物は、毛並みの深い彫りと魚をくわえた躍動感ある構図が特徴的。
量産品とは違い、職人の手仕事がしっかり残っているため、コレクション目的で探している方も多いジャンルになります。

昔は旅行のお土産としてよく持ち帰られましたが、時代が変わって飾る場所がなくなり、押し入れに眠ったままになっているご家庭が多いんです。
「処分しようと思って…」とお持ちくださる方もいますが、状態が良いもの・味のある彫りのものは今でもきちんと評価できます。

今回3,000円の査定が付いたのも、
・手彫りならではの迫力ある造形
・経年はあるものの大きな破損がない点
・コレクター需要が根強いジャンルであること
このあたりが評価ポイントになりました。

木彫り熊は、作者によっては数万円以上の値が付くものもあります。
「これ値段つかんやろ」と思っていたお品でも、意外な価値が眠っていることも少なくありません。

使わなくなった置物、祖父母の家から出てきた民芸品などがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
思わぬ金額になることもありますので、軽い気持ちで持ってきていただければ大丈夫です